翻訳者

What is TRADOS?(後編)

こんにちは、夏もいよいよ真っ盛り!暑さを乗り切って、毎日元気いっぱい
アロハーNonです。

前回に引き続き、英語翻訳者Dさんより、トラドス特集第2弾をお届けします。

(以下英文は翻訳者D)

For larger documents, standardization can be a real problem, especially
when multiple translators are working together on the same document or
the translator for an on-going job switches. In this case, registering segments
to create a “memory” allows you to share registered segments with other translators.

大規模な翻訳においては、表現の統一が問題となります。特に複数の
翻訳者が同じドキュメントを協力して翻訳したり、作業中に翻訳者が
交替してしまう場合に問題となります。このケースでは、翻訳者がセグ
メントを登録し、メモリ(翻訳済みのセグメントの集まり)を作成すること
により、他の翻訳者とメモリを共有することができます。

For companies, this is handy for standardizing documentation for repeat
clients and ensuring the same standard of quality each time.
In addition, TRADOS can be used to train new translators using
memories reated by experienced translators. The new translator can use
previously registered segments as reference to learn as they translate.

翻訳会社にとっては、リピーターであるお客様から依頼されるドキュメント
の均一化に役立てることができ、品質も毎回安定した品質を提供することが
できます。他の活用方法としては、ベテランの翻訳者が作ったメモリを新人
翻訳者の方が使うことです。新人の翻訳者の方は訳出の際に、良い訳文を
参照することができ、非常に勉強になります。

TRADOS is equipped with many useful features, such as an analysis tool
that enables you to check the number of characters or words in a document
as well as the usefulness of existing memories and repetitions contained
within the document. You can even analyze multiple documents
simultaneously in just a few seconds. An analysis of your document lets you know whether it will be beneficial to use TRADOS.

トラドスには多くの便利な機能が備わっています。たとえばドキュメン
トの解析ツールでは、文書内での文字数やワード数、既存のメモリの
有用性、およびドキュメントに含まれる重複をチェックすることができ
ます。複数のドキュメントを同時に解析する場合でも、ほんの一瞬で
終えることができます。ドキュメントの解析を行えば、トラドスがどれほ
ど役立つツールかがお分かりいただけると思います。

Photo

(画像説明)トラドスの解析の使用

Additional features of TRADOS include memory creation from previously translated document files (both the target and source language files are required), memory maintenance (allowing you to edit existing memories), memory merging, dictionary search tools, and a pre-translation tool that translates existing translation segments to leave you with less to translate. This last feature is especially useful for companies who want to ensure that their translations are standardized with previous work as well as reduce translation costs.

その他の機能としては、前回の訳文ファイルからのメモリ作成機能(ターゲット言語、ソース言語の両方のファイルが必要です)、メモリのメンテナンス(既存のメモリの修正)、メモリの結合、辞書検索機能、下訳ツール(メモリにあるセグメントと一致する箇所を翻訳し、実際の翻訳箇所のみを残すことができます)。この最後の機能は、翻訳コストを下げること同様に、前回の訳文との品質の均一化を図る企業にとって特に有益です。

When weighing up the benefits of TRADOS, it is important to keep a few things in mind. Most importantly, the translation work you do should be of a repetitive nature or require standardization. If your translation work is widely varied, I do not recommend you invest in this translation tool. However, if your work fits the above criteria, TRADOS can save you or your company money and time.

トラドスの利点を比較検討するときに、いくつか重要なことがあります。
最も大切なことは、あなたの行う翻訳作業に繰り返しが多く、均一化が
求められるものであるかどうかということです。翻訳作業が多岐にわたる場合は、このツールに投資することはあまりお勧
めできません。しかし、あなたの翻訳作業が上述の基準に適合するので
あれば、トラドスはあなたとあなたの会社の時間と経費を節約すること
に役立つでしょう。

以上皆さん勉強になりましたか?私はまだまだこれからたくさん勉強しない
といけませんね。

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What is TRADOS?(前編)

みなさん、こんにちは!

翻訳コーディネータのNonです。

今日は技術分野専門の英語翻訳者Dさんより、今や翻訳に欠かせないツールの一つであるトラドスの特集をお送りします。これから翻訳者を目指す方には必須のスキルといえますので、ばっちり学んでください!

(以下英文は翻訳者D)

TRADOS is a translation tool useful for translating repetitive documents and documents where the standardization of terms is imperative.

(トラドスとは繰り返し翻訳することがあるドキュメントや、表現の統一が必要なドキュメントの翻訳にとても役立つ翻訳ツールです。)

So basically, TRADOS is best suited to areas such as instruction manuals, periodic reports where content remains somewhat the same every time, tables where the same or similar items are repeated, and large translations where you want to be able to search for previous instances of words and phrases using the dictionary tool.

(基本的には、前に訳した用語や表現を、辞書ツールを使って検索できることが必要な作業指示マニュアルの翻訳や内容に類似点の多い定期レポートの翻訳、同一または類似した項目の繰り返しが多い表の翻訳、大規模なドキュメントの翻訳に最も適しています。

You can use TRADOS to translate documents made in basic applications such as Word, Excel, PowerPoint and HTML When you open your document using TRADOS, it is broken down into individual segments for translation wherever a period or line break appears.

(トラドスでは、ワード、エクセル、パワーポイント、HTMLといった基本的なアプリケーションを使用するドキュメントの翻訳が可能です。トラドスを使ってドキュメントを開くと、ピリオドもしくは改行がある箇所で翻訳対象箇所が分割されます(このひとまとまりをセグメントと呼びます。)

Trados1_5

(画像説明)セグメントに分割された文

You work your way through the document by registering each of these segments. Any segment that matches an already registered segment is translated automatically, saving you time.

(翻訳者はこれらのセグメントに訳文を登録して、翻訳作業を続けていくことができます。すでに登録されているセグメントに一致するセグメントは自動的に翻訳されます。)

Further, translation data is automatically imported for segments with similarties to previously registered segments (based on a match rate that can be set by the user), allowing you to make minor corrections and proceed through your document quickly.

(つまり、前に登録した(すでに翻訳した)セグメントに類似しているセグメントに、(ユーザーが設定した一致率に基づき)翻訳データが自動的に置き換えられます。これにより翻訳者は翻訳済みのセグメントとこれから翻訳するセグメントの相違部分のみを翻訳するだけで済み、より早くドキュメントの翻訳を進めることができます。)

Used correctly, TRADOS is a great time saver!

(正確に使いこなすことができれば、トラドスは素晴らしい時間節約のツールとなるでしょう!)

以上、前編でした。

次回をお楽しみに♪♪

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第3回 "The role of the Editor"

みなさん、こんにちは!

翻訳コーディネーターのNonです。

今日は、翻訳者でありながら、校閲・校正までも完璧にこなす英語翻訳者チーム
キャプテンWさんに「真の校閲」について伺ってみました!   

N: 早速ですが、Wさん、気になる「真の校閲」ですが、具体的にはどのようなこと
なのでしょうか?

W: Editing or proofreading a translated document can be as difficult, if not more
demanding than translating it from scratch.
(翻訳原稿の校閲とは、一から翻訳するのと同じくらい、またはそれ以上に難しい
ものです。)

It is a common fault of editing staff to read over a translated passage and give
it the "OK" if it is grammatically correct, is free of spelling mistakes and reads
well. 
(校閲スタッフによくありがちな間違いは、翻訳原稿を読んで、文法的に正しく、
スペルミスがなく、読みやすい文章であればそのままOK!を出してしまうことです。)

This does not however account for that fact that the translation may not be
accurate.
(しかし、それだけでは翻訳が正確でないかもしれないということを説明することは
できません。)

It is important that editing staff read the source document carefully and have a
thorough understanding of the source language in order to pick up errors made
in translation,including balant mistranslation and the mistranslation of language
nuances.
(明らかな誤訳や言葉のニュアンスの取り違えを含む翻訳文の間違いを見つける
ためには、校閲者が元原稿をきちんと読むことや、校閲者が対象言語に関して十分
理解をするということは大切なことです。)

N: なるほど。校閲が翻訳と同じくらい大変な理由がこれでやっと分かった気がします。

さらに、Wさんに校閲者が気をつけなくてはいけないこととして、以下の3つのポイント
を挙げて頂きました。

①「元原稿を注意深く読むこと」

②「原稿内の人名・場所名・数字の再確認」

③「翻訳者のライティングスタイルを尊重すること」

この3つの大切なポイントについて詳しくお話を聞いてみましょう。

①「元原稿を注意深く読むこと」

W: I personally find it more effective to read (carefully) the source document
before looking at translation.
(私個人的には、まず翻訳原稿をチェックする前に、元原稿を念入りに、そして
注意深く詠む方がより効果的だと感じます。)

By doing this I know exactly what the translation should convey and helps to
pick up on mistranslations.
(こうすることで、翻訳文が何を伝えるべきかを確実に理解することができ、誤訳を
見つけやすくなります。)

②「原稿内の人名・場所名・数字の再確認」

W: Another common fault of editing staff is to assume that proper nouns such
as people's names and place names have been properly researched.
(もう1つ、校閲者がよく犯す間違いがあります。それは、原稿内に出てくる人名や
場所名がきちんと調べられた正式名称であると決め付けてしまうことです。)

It is easy to assume that a proper noun has been correctly translated however
a truly dedicated editor will take the time to do the research to ensure that it
has been translated accurately.
(正確に訳された正式名称であると決め付けてしまうのは簡単なことですが、本当に
熱心な校閲者なら、きちんと翻訳されたものであることを確認すべく時間を割いて
リサーチするでしょう。)

Numbers must be carefully checked to ensure they have been accurately
represented in the target document. This is particularly important in the field of
finance and law where an error could give rise to serious reprecussions.
(数字も、翻訳原稿できちんと示されているか注意深くチェックしなければなりません。
金融や法律の分野であれば、間違いが重要な影響を及ぼす可能性もあるため、
この点は特に重要となります。)

③「翻訳者のライティングスタイルを尊重すること」

W: When editing or proof reading a translated document it is also important, where possible, to repect the writing style of the translator.
(翻訳原稿を校閲、校正するときに、翻訳者のライティングスタイルをできるだけ尊重
することも重要です。)

No one translator is the same and we all have our own personal preferences and idiosyncrasies.
(翻訳者は誰一人として同じではなく、それぞれ独自の好みや個性があるものだから
です。)

As a general rule of thumb, "If it is not broken don't fix it."
(概して大まかに言えば、「壊れていないなら、直すな」ということです。)

N: Wさん、校閲についてためになる話、ありがとうございました!

翻訳者を目指している皆さん、そしてすでに翻訳されている方も、ぜひこの重要な
3つのポイントを参考にして、「真の校閲」を目指してください!

Happy editing・・・

(校閲を楽しみましょう!!)

※さーて、次回は、英語翻訳者Dさんのトラドス特集をお送りします。

みなさん、お楽しみに♪♪♪

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第2回 中国人翻訳者に聞く日⇔中翻訳

みなさま、こんにちわ。

ワールドサポートブログ担当のMiyuです。

第1回目の韓国語につづき、第2回目は、中国語特集をお届けします!

古くから中国と日本の交流が深いことはみなさんご存知の通りですが、今年は日中国交正常化三十周年を迎えます。胡錦濤主席の訪日に伴い、これからますます両国の友好な協力関係が期待できそうですね。

弊社でも多数の中国人スタッフが在籍し、実際に翻訳者、通訳者として活躍しています。

今回はその中の一人、中国大連出身の社内翻訳者Hさんに翻訳者になったきっかけと今後の抱負について語っていただきました。これから中国語を勉強される方も中国語の対訳を併記しておりますので、見比べてみて研究してください!

それではどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

Miyu(以下M):まずはHさんの翻訳者になるきっかけについて教えていただけますか?

H:はい。私の出身地、大連は港都市で、1978年に政府が改革開放の対外政策を実施しました。以降、有利な地理条件を求めた日本企業が続々と進出し、中国国内で工場を設立しました。そこで、日本語が出来る人材のニーズが増えたことより、学生の間でも日本語の勉強がブームとなりました。私もそのブームに乗って日本語を勉強し始めたうちの一人です。

また当時日本語ブームの最中、日本の首相が中国を頻繁に訪れて、首脳会談をしていました。その様子をTVで見ていた私は、首相の談話内容よりその後ろに座っていた逐次通訳をしている人たちに目を惹かれていました。そして見るたびに、翻訳者(中国では翻訳・通訳両方とも翻訳と呼びます。)になりたいなあという気持ちがふくらんで、それが直接のきっかけとなり本格的に日本語の勉強を始めました。

(以下、中文訳)

·请回答一下您想成为翻译人员的动机

在中国实施了改革开放的政策以来,有很多的日本企业在中国设立了工厂。H是中国北方城市大连出身,由于大连的优越地理位置及日本人对大连持有的独特感情,有很多日本企业在大连设立了工厂。随着众多工厂的设立,大连掀起了一股空前的学习日语热。适逢那时,大力提倡着中日两国友好,日本的国家领导人不断访华。每当在电视上看到伟人之间的谈话时,H认识到自己注意的不是伟人之间谈话的内容,而是对坐在伟人身后进行翻译的人员持有一种特殊感情,因此,她暗暗的立志要成为一名翻译人员。

M:日本語と中国語の翻訳において注意すべきことを教えてください。

H:日本と中国は漢字の国です。便利な一方で、同じ漢字でも違う意味を持っていることに注意しなければなりません。翻訳しているとき、両国でも使われている漢字だから、そのまま使っても良いと油断していると、実は違う意味だったりします。

たとえば、日本語の「手紙」は便りの意味ですが、中国語ではそれはトイレットペーパーを指します。その違いを分からない人が勝手に使うと大変な誤解を招きますので、要注意!!

以下に、実際誤解を招いたエピソードをご紹介します(笑)

(以下、中文訳)

·在翻译日语·中文时,有什么要注意的吗?

日本和中国相同,都是汉字的国家。两国都有汉字,对学习日语及中文的人来说,有一定的便利性。但是一定要注意,即使是一样的汉字也有不一样的意思。比如说「手纸」在中文里是卫生纸的意思,而在日文里却是信的意思。如果用错了,将招来无限大的误会。一定要注意!!!


エピソード

中国人男性と結婚した日本人女性がいます。夏ごろ、旦那さんと里帰りの際、お姑の家でお水を出されましたが、「姑の家でも自分の家と同然なので、そんなお客様扱いはしないで!」と言いたかったのですが、言葉が通じず漢字で書けば何とか伝わるだろうと思い、紙に「水臭い」と書いて姑に見せました。メモを見た姑は大変戸惑い、「何?水が臭いって、失礼な嫁だなあ」と一日中思い込みました。気になって夕方、息子が帰ってきて事情を説明すると、みんなに爆笑されたのです。実は日本語の「水臭い」はそのまま「水が臭い」と字面通り中国人の方には理解されてしまうのです。中国語の「」と書けば日本語の水臭いの意と同意になります。

最後に、Hさんはまだまだ皆さんと同じで、翻訳者の卵です。これから、もっと多方面でさまざまな翻訳をしたいとの抱負を語っていただきました。最初は色々な分野で自分を試してみて、最終的に自分が得意な分野を身に付けていくことが翻訳者にとっては重要な素養のひとつと教えていただきました。

(以下、中文訳)

·插曲

有某位与中国男性结婚了的日本女性。炎热的夏天与丈夫一起回丈夫的故乡。被婆婆盛情款待,犹如客人。媳妇不是很满意,不喜欢这种用对待客人的方式来对待自己。于是在纸上写下「水臭い」一词,原想这下该明白我的意思了吧,不曾想中日文意思完全不同,招致了婆婆的误会,婆婆以为儿媳嫌自己端来的水不好喝。婆婆在一天的不满心情下度过之后,工作结束归来的儿子解除了这一误会。原来「水臭い」一词在中文里如词所示,是水臭的意思。而在日文里却是“见外”的意思。若没有懂中文的人,这该造成多大的误会啊!大家一定要注意哦,特别是在旅行的时候,不要认为汉字一样就可以随便滥用。切记注意!!!

H只是一位翻译界的新人,今后在很多地方还将翻译到很多领域的文章。最初在各种领域尝试,最终找到自己擅长的领域才能在翻译界站稳脚跟可以称的上是H的心得体会。

 


 


 


 


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第1回 韓国人翻訳者に聞く日⇔韓翻訳の内情!!

みなさま、大変お待たせ致しました。

ワールドサポートのブログ担当のMiyuです。

ワールドサポートの翻訳者・通訳者の生の声をどんどんお届け致します。

気になる第1回は・・・

韓流ブームの勢いにのりまして韓国語特集です!

韓国・済州道(*)出身社内翻訳者のKさんにインタビューしました。
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・技術分野を専門とし、韓国語訳だけでなく、和訳もこなす彼女の翻訳への思いをお読みください。

どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。

Miyu(以下M): Kさんが翻訳者になろうと思ったきっかけは何ですか?

K:きっかけは、大学1年生の時に選択科目として履修していた日本語の授業でAプラスがとれたのがうれしかった、という単純すぎる理由です。

自分の故郷である済州道は観光地として有名で、世界から、特に日本からの観光客が多いです。

日本語を勉強しておけば、いつか役に立つだろうと思いまじめに勉強し始めたのは、それから3年も経ったときのことでした。

今や韓流ブームで、日本で韓国のドラマや料理が大人気ですが(表向きではその勢いも収まったように見えますが、まだまだ終らないような気がします)、当時の私は日本のドラマ(高校教師、愛してると言ってくれ、ロングバケーションそして、木村拓哉、宇多田ヒカル、など)にはまって、徹夜でビデオを見たりしました。

就職活動に必死でないといけない時期に日本のエンターテイメントにはまってしまったのです。

また、学生の私にとって寿司は憧れの料理で、日本式の居酒屋で毎晩飲んだりしたものです。

以上のように日本にはまったことから来日を決めました。もちろん家族の反対も多かったですが、ここで負けたら人生終わりという無謀な意地はあったかもしれません。

M: どのように翻訳者になったのですか?

K: 来日し、1年位頑張れば翻訳をマスターできる(同じ夢を見ている人って案外多いのでは?)と甘く考えていた私は、日本語を徹底的にマスターしよう!という思いで翻訳、通訳の学校に進学しました。

韓国では年寄り学生扱いをされるところですが、翻訳・通訳学校のみなさんは自分よりも年上の人で、みなさん様々な職業についており、とても学ぶことが多い毎日でした。

充実した毎日でとても楽しかったので、人生の中で一番勉強に頑張った時期かもしれません。

そして、学校を卒業し、ワールドサポートに出会い現在に至ります。

M: Kさんにとって、翻訳・翻訳者とは何ですか?

K: 自分が何の職業に向いているかを考える際、大事なことは、「自分が楽しいかどうか」ということでしょう。そうでない仕事なんていくらでもありますから。

翻訳者になるには、まず母国語の能力が重要です。

日本語が上手でも、翻訳は、その言葉をそのセンテンスの中での意味に相当する言葉の候補を出し、そこから選ぶ作業だからです。

翻訳文の候補を出す作業ではパクリが必要です。

本からTVから雑誌から読んだ、聞いたその言葉を必要な時に語彙として活用できるように頭に入れておいて、肝心なのが仕上げに自分の表現力という薬味を忘れないことです。

上手な翻訳をするにはその国の文化を知ることも大事だと思います。歌、映画、料理、歴史、地理、何にでも一度はまってみると、よりその国に近づけるのではないでしょうか。

原本に即した翻訳が求められる場合も多いですが、文章が多少変わってしまうとしても忠実に訳するか、ネイティブな表現に変えるべきかの判断は、経験から来るものだと思います。

使用用途、分野、内容によってその都度、お客様の意見を反映して判断しなければならなりません。

M: 日本語&韓国語の翻訳で感じること、注意すべきことは何ですか?

K: 日本語&韓国語の翻訳において、最初戸惑いを感じたのは同じ漢字違う意味を持つ言葉でした。

皆さんも経験があるかと思いますが、たとえば「境遇」

日本語の辞書では「その人の置かれた環境や身辺の諸事情、身の上」の意味ですが、韓国語では「場合」の意味で使われます。

また「生徒」の場合韓国語では「士官学校の学生」に限られます。などなど。

また、表記については、気をつけなければなりません。

地名名前など固有名詞に関しては決まった表記があります。

「東京」は「Tokyo」のはずですが、韓国語の発音ではDokyoになります。

詳しくは、以下を参考にしてみて下さい!

http://www.hangul.or.kr/M4-5-2-4.htm

http://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%9D%BC%EB%B3%B8%EC%96%B4%EC%9D%98_%ED%95%9C%EA%B8%80_%ED%91%9C%EA%B8%B0

M: 文化や言語の違いで、様々なルールがあるのですね。

韓国語翻訳のお話を聞くにつれて、翻訳だけでなく、韓国の国についても

興味が湧いてきました。

最後に、これから翻訳者になる方たちにメッセージをお願いします。

K: 仕事として翻訳を始めて5年になります。まだ、勉強中でいる自分が「翻訳魂」を語るのはとても恥ずかしいですが、これからの後輩のために役に立ったらなと思います。

今から翻訳者の仲間に入るあなたと、一緒に頑張って行きたいと思います。

今回は、韓国語翻訳者のKさんに、翻訳の内情を紹介していただきました。

韓国料理&エンターテイメントネタ&プチ情報は、世界の情報をお届けするWSブログGlobetrotting with WS!!! にて、公開予定です。

そちらもチェックしてみてください。

知らなかった世界を覗くことができますよ♪

最後まで、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

<補足情報>

済州道(*)・・・日本では、「済州島」や「済州」とよく言われますが、正式名称は、「済州道」。「道」は、日本語でいうと「都道府県」のような地域の単位のこと。

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